下書きしてたやつ③産後1ヶ月

下書きアップはこれで最後。産後ハイだった時期。帝王切開になったことを後悔していて、振り返っている。細切れ睡眠で頭おかしくなってた。このあとすごい鬱っぽくなったりギャーギャー騒いだりして夫に迷惑をかけた。途中で終わってるけど頭おかしい感じを残したいので加筆はしません。

 

 

 

 

育児も1か月を過ぎようとしており、赤子はプクプクと大きくなってきた。幸いよく食べよく寝る子で、ギャン泣きはするけど今のところ抱っこすると泣き止むし、想定していた程度の大変さであり、+αで困ることはそんなにない。まあでも細切れ睡眠眠すぎる。最長でも1回1時間半しか眠れないのでずっと仮眠してる感じ。1日長いんだか短いんだか…

 

で、ここらで帝王切開の時のことを振り返ってみようと思う。理由は私が帝王切開をなめてたから。私と同じように普通分娩より楽じゃね?と思っている人が偶然見てくれることを祈って…

 

1.手術室入るまで しんどい度☆

これは全然らくちんだった。前日夜以降は飲食禁止、当日は風呂入った後に血栓予防の靴下を履き、両腕に点滴の針を刺して、手術前にポカリスエット的な点滴を落とし始める。時間になるまで大きいお腹の写真撮ったり家族でダラダラ過ごす。時間になると看護師さんが呼びに来てくれて、手術室へ歩いて行く。

 

2.手術始まるまで しんどい度☆☆

手術用の帽子をかぶり、首から下は全裸で靴下のみという残念な服装で手術台に寝かされる。バスタオルみたいなのはかけてもらえる。看護師さんが尿の管を入れてくれて、「いよいよですね~」とか「緊張しますね~」とか言いながら先生を待つ。先生が来たら腰椎麻酔の注射。エビのように丸くなるよう言われるんだけど、お腹が大きくて体勢をとるのがしんどい。腰椎麻酔自体は痛いと聞いていたけど私は全然痛くなかった。じわ~と腰から下が熱くなる感じ。麻酔後は先生がお腹を押して「痛い?」とか聞いてくる。10分くらいするとみぞおちから下くらいから全く感覚がなくなった。麻酔の副作用で血圧がちょっと下がったので、昇圧剤を入れられる。麻酔がよく効くように注射された薬のせいで口がめちゃくちゃ乾いてくる。

 

3.手術開始~胎児・胎盤娩出 しんどい度☆☆

もう一人先生が来て、いよいよ手術。なんかお腹を押されているような感じが続く。開始10分くらいの頃にそばにいた看護師さんに「今どんな感じですか?」と聞いてみたところ、「今から子宮切りますよ。もう赤ちゃん出ますよ」と。早!!もう出るの!?と思ったところで、先生から「赤ちゃん出ますよ~」と。お腹をグイグイ押されている感覚があり、赤子が出てくる。無事に元気に産声を上げ、胎脂でベチョベチョの赤子を顔のあたりに持ってきてもらい、赤子と握手。赤子は処置のためどこかへ連れていかれる。いつの間にか胎盤も娩出される。胎盤見たかったけどまあいいや。一番しんどかったのは口の渇きがいよいよすごくて苦しかったことだろうか。

 

4.縫合~手術終了 しんどい度☆☆☆☆☆

胎盤娩出後、血液と羊水を吸引している音が聞こえる。この辺からガクッと体調が悪くなってきた。気持ち悪く意識は遠のき、「死ぬ…」という気分になる。死なないんだけど。周りの人も全然私を心配している様子はない。「しんどい…辛い…」と近くにいた看護師さんに伝えると、「もう赤ちゃんも出たし、無理して目を開けてなくていいですよ。休んでてください」と言われる。確かに起きてることもないわな…と思い、目を閉じてグッタリする。出血がひどいんだろうか…とも思ったが、羊水合わせて1リットルくらいだったようで、これは帝王切開にしては少ないと。出血も少ないし血圧も安定してるし、いよいよ誰も心配してくれないが、正直かなりしんどかった。途中で赤子がきれいに拭かれて戻ってきて、再度握手。その後赤子は助産師さんに抱えられて、夫と私の両親に見せられていたようだ。1時間ほどして縫合が終了し、病室へ。もうしんどくてされるがままだった。

 

5.手術終了~当日夜 しんどい度☆☆☆☆☆

病室へ戻るともうしんどくて全く動けない。普通分娩と違って何も自分は力を入れるところはなかったのに、なぜこんなにしんどいんだ…と目を閉じてじっとする。が、夫とうちの両親が入ってきて見るとビデオを構えていて、「どうですか出産後の気持ちは」とか興奮してる。もうこの時のビデオの私の顔色の悪さと答えている内容の意味不明さは二度と見たくないレベルである。夫が新生児室にいる赤子の映像を録画しては「泣いてる」「動いてる」とか言って見せてくれるんだけど、もう正直見る気力がない。しかもそうこうしているうちに麻酔が切れてきて、傷口が猛烈に痛い。痛み止めを注射してもらうが、その痛み止めで頭がグルングルンして気持ちが悪くなり、とても目を開けていられない。でも夫は赤子のビデオを見ろという…というかなり厳しい状況のまま消灯まですごす。